高齢者の心身の健康管理

高齢者ではからだの病気だけでなく、こころの病気にも早く気づく必要があります。
特に、うつ病と痴呆について注意していただきたいと思います。
うつ病は特別な病気ではなく、特に高齢者ではしばしばみられるこころの病気ですが、治る病気でもあるのです。
ですから、早期発見して早めに治療すべき病気なのです。
初期症状にはいろいろなものがありますが、不眠症(特に朝早く目が醒めてしまう)や疲れやすさ・食欲不振・頭痛・肩こり・腰痛など、高齢者ではしばしば自覚するような身体症状のこともあるので、内科などの検査では何ともないと言われた場合には、うつ病の存在を疑わなければなりません。
このように身体症状という仮面を被ってしまってしまい、本来のうつ病が隠れてしまうものを「仮面うつ病」と呼んでいます。

高齢期という円熟した時期を充実したものにするためには、まず心身の健康が前提になります。
そして、そのうえに趣味や生きがいなど、それぞれが置かれた環境や立場を考えながら最も充実した人生、クオーリティ・オブ・ライフ(QOL)を考えていかなければなりません。
こころやからだの健康は、日常的に注意したり、ちょっとした努力によりかなり向上するものであると言えます。
どうか、いつまでも社会の現役として、後輩たちにいろいろなことを教えていただき、充実した人生を送っていただきたいと思います。

ケアーズ松阪のブログ:ケアーズ日記
ケアーズ訪問看護リハビリステーション松阪:看護師・理学療法士
看護師・理学療法士リハビリ:松阪 訪問看護・リハビリステーション
ケアーズ訪問看護松阪 やりがい日誌:こころを込めた訪問看護を