2つの転倒危険因子

寝たきりになる原因の一つに、”歩行中の転倒”があります。
寝たきりを予防するために、まずは原因となる転倒の危険因子を知っておくことは大切です。

転倒の危険因子には主に、内的要因外的要因の2つがあります。
そのうち内的要因は3つあります。
・加齢変化
・身体的疾患
・薬物の影響
また高齢者の場合、下記によって転倒リスクが高くなる傾向にあります。
・筋力
・バランス機能
・視覚、聴覚などの感覚機能の低下

外的要因では、周囲の物的環境があります。
スリッパや靴下などの影響ですべって転倒につながることもありますし、物やコードにつまずくこともあります。
室内では整理整頓を心がけ、床に必要以上に物を置かないようにすることで転倒を予防することができます。

その他にも、過去に転倒歴がある方は転倒リスクが高くなることが統計上わかっており、特に注意が必要です。
転倒しやすいかどうかは、歩き方によってもある程度推測できます。
具体的には、歩行中に足が地面に接地する時を観察します。
正常な歩き方の場合、かかとから接地し、一定のピッチ(歩くリズム)で歩行します。
もし地面に足底全体で接地(すり足)していたり、ふらつきがあってピッチが一定でない場合は注意が必要です。

転倒を予防するためには危険因子を理解し、1つでも減らしていくように取り組むことが大切です。

 

 

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