全国初 “飲む” かまぼこ

かまぼこ製造・販売の魚住かまぼこ店(新潟県上越市)が昨年12月に発売した「かまナイス」のキャッチフレーズは「世界初 飲むかまぼこ」。
ペースト状に加工したかまぼこに、地元の食文化である雪室貯蔵の野菜を混ぜ、高齢者や乳幼児でも簡単に食べられるようにした。
不思議な食感が話題を呼び、同社の新たな売れ筋商品となっている。

開発のきっかけは、ある常連のお年寄りから寄せられた「普通のかまぼこは歯応えが強く、かめなくなってきたので柔らかいかまぼこが欲しい」との声だった。
こうした要望に応えようと2014年に開発に着手した。
ただ、かまぼこに使うすり身は自然に固形化してしまうため「いかに固まらないようにするかが最大のテーマだった」(竹内義光課長)。
添加する調味料の種類や比率など試行錯誤を重ね、6年がかりで完成にこぎ着けた。

食味にバリエーションを持たせるため、上越地域の食文化の1つである雪室貯蔵の野菜を風味付けに用いた。
地元の青果卸のアドバイスでカボチャ、ニンジン、ジャガイモ、タマネギの4種類で商品化。
販売開始以来、平均すると月に200袋が売れるという。
流動食代わりにもなるため、介護施設や高齢者施設向けに1キロ~3キロ入りのお徳用パックも用意している。

実際に口にしてみると食感は茶わん蒸しのよう。
かまぼこよろしく魚の風味が感じられる。
そのままでも食べられるが、電子レンジで30秒ほど温めると風味が増す。
同社は現在、地元の上越高校と上越教育大学の生徒・学生に協力してもらいレシピ集を作成中という。
様々な料理への応用がききそうだ。

 

 

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