巻き爪の原因と治療法

巻き爪とは、爪の端が内側に巻き込んだ状態になることです。
巻き爪のある部分に痛みが起こるだけでなく、姿勢や歩き方が悪くなるため、ひざや腰の痛みの原因となり、特に高齢者の場合には転倒につながる危険もあります。
巻き爪は主に「間違った爪切り」や「爪への過剰な力」、「指に力がかからない状態が長く続くこと」などが原因で起こります。

「指に力がかからない」とは、「足の指に力を入れずにぺたぺたと歩く癖がある人」や、「寝たきりの人」など、親指に体重がかからない状態が長く続くことです。
本来、爪は丸まっていく性質があります。
通常は歩行時に地面からの力が加わることで、爪は平らになりますが、力が加わらない状態が続くと、爪はどんどん巻いていってしまうのです。
つま先を外側に向けて歩く癖がある人も、足の指をしっかり地面につけないために、爪への力が十分に加わらず、爪が巻いてしまうことがあります。
歩き方の癖を直すことも、予防のために大切です。足の指がしっかり地面につくよう、正しい歩き方を心がけましょう。

①つま先が正面に向くようにまっすぐ足を出します。
②かかとから着地して、重心は足裏全体にかけます。
③上半身が前に出たら、小指に重心をのせて、そして反対側の足が地面につくときには、重心は親指側に移動します。
④最後は親指をしっかり押し出す。

巻き爪を放置しておくと、痛いから歩かなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
まずは自分でできる歩き方から見直してみましょう。
ケアーズ松阪のブログ:ケアーズ日記
ケアーズ訪問看護リハビリステーション松阪:看護師・理学療法士
看護師・理学療法士リハビリ:松阪 訪問看護・リハビリステーション
ケアーズ訪問看護松阪 やりがい日誌:こころを込めた訪問看護を