高齢者スポーツの健康効果、時間より頻度
浜松医科大と常葉大はこのほど、高齢者スポーツでは練習時間の長さより、練習頻度を多くすることが健康増進効果があるとの研究成果をまとめ、科学誌「体力科学」で発表した。
浜松医科大健康社会医学講座の柴田陽介助教らの研究グループは2016年の県シニアサッカーフェスティバルに参加した平均年齢67・2歳の男性サッカー選手計995人にアンケートを実施。健康状態と1回の練習時間、週の練習頻度を尋ね、グループ分けして関連を調べた。
グループ内の健康状態が良い人の割合を比較した結果、練習が2時間未満の「少ない」グループに比べ、2時間の「中程度」のグループが1・21倍、2時間以上の「多い」グループは1・04倍で統計学的に練習時間で大きな差がなかった。
一方、頻度が週1回未満の「少ない」グループに含まれる健康な人の割合を比べると、週1回の「中程度」のグループは1・63倍、週1回以上の「多い」グループは2・29倍で練習頻度が多いほど、健康につながる可能性が導き出された。
柴田助教らはスポーツの持つ文化的、社会的側面にも着目し、「運動効果に加え、練習頻度が増えると外出頻度が増し、コミュニケーションの機会も増えることで健康増進効果がある」と考察。スポーツに取り組むアクティブシニアが増加する中、練習頻度に着目するよう求めている。
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