握力は活力のバロメーター
握力の低下がいろんなことに関係することがわかってきました。
まず日常生活に影響します。
タオルが絞れなくなります。
蓋が開けることが出来なくなります。
ある研究によると500mlのペットボトルの蓋を開けることが出来ない人の握力は14,8±3.1kgとのことです。
また病気の発症と関係します。
イギリスの研究では握力低下(男性で26kg以下、女性で16kg以下)の人では、心血管疾患や呼吸器疾患、がんになったり、死亡する率が高くなると報告されています。
日本の研究は握力の著しい低下が認められた人は握力の低下のない人と比べ1.51倍認知症になりやすいとしています。
握力を低下させないためにはどうしたらいいでしょう。
日常的に運動をすることです。
ボールなどを握る運動も効果があります。
またタンパク質をたっぷり含んだ魚や肉や大豆を摂取することが大切です。
高齢者のタンパク質摂取量は少なすぎます。
腎臓病がある人以外は積極的に食べてください。
骨粗鬆症の治療に使うビタミンDも筋肉量維持に関係していることがわかっています。
筋肉量が少ない人は骨密度も低いようです。
日常生活から意識して握力を鍛えるようにしましょう。
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