食生活でロコモ対策

前回はロコモティブシンドローム=ロコモのことをご紹介いたしました。
せっかく運動をしても食事をきちんと摂らなければ、やせて筋肉が減ってしまいます。
筋肉の量を増やし、筋力を高めるためには骨と同様に材料が必要です。
その材料となるのがたんぱく質ですが、エネルギー源となる炭水化物や脂質をしっかり摂っておくことも大切です。
エネルギーが不足していると、身体は筋肉を構成するたんぱく質を使ってエネルギーを生み出そうとするからです。

骨を強くするためには、カルシウムだけでなく、たんぱく質、ビタミンDやビタミンKも必要です。
たんぱく質は骨の大切な材料になります。
ビタミンDは腸でのカルシウムの吸収を高める働きがあり、鮭などの魚やきのこ類に多く含まれます。
日光を浴びることで皮膚でもつくられますが、不足しないよう食事から十分な量を摂るようにしましょう。
ビタミンKは骨の形成や骨質の維持に働いており、納豆やキャベツ、ブロッコリーなどの緑色野菜に多く含まれます。
他にも骨のためには、マグネシウム、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸なども大切な栄養素で、これらの栄養素を毎日の食生活で無理なく組み合わせて摂ることが大切です。
マグネシウムは、大豆製品、海藻、魚介類などに多く含まれます。
また、ピタミンB6はレバーや鶏肉カツオやマグロ、ピーマンなどに、ビタミンB12はレバー、サンマ、アサリなどに、葉酸はほうれん草や春菊などの野菜やいちごに多く含まれます。

ロコモ予防のための栄養のポイントは“毎日の食事”です。
そこで、毎日3度の食事の際には、栄養素等をバランスよく摂ることが重要です。
骨や筋肉の元は毎日の食事から。
きちんと食べてロコモに負けない体作りをしましょう。

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