外出、足元にご用心 靴ひも固く締めてケガ防止

外出を控える期間が長引き、シニアの足元をめぐる環境も大きく変わってきた。
買い物には行けず、履物はサンダルやスニーカーが中心という人も多い。

外出自粛の傾向が強いシニアほど靴などを買い控えている。
総務省の家計調査によると「履物」への2020年の支出額は年換算で1万4352円と前年比20%減だった。
65歳以上は同8784円で減り幅は25%と大きくなる。
コロナ禍で全体的にシニア消費が落ち込む中、外出と直結する靴やサンダルを買う人は特に少なくなっている。

理学療法士の湯浅慶朗氏は、膝痛など足のトラブルの多くは「足の指をちゃんと使っていないことが原因」と話す。
逆立ちをするときに手の指を開くように、歩くときも足の指を広げてバランスを保つのが基本という。
足の指の働きが衰えると「関節や筋肉に余計な負担がかかり、ケガのもとになる」と解説する。
靴をはいた状態で足の指の動きを保つには「靴のひもを甲の部分でしっかり締めるようにしたい」と話す。
さらに「足のトラブルを抱える人の多くは大股なので、小さな歩幅を意識してほしい」と助言する。

長引く自粛生活でストレスもたまるが、数少ない外出の機会にケガをしては元も子もない。
「おしゃれも健康も足元から」と見つめ直したい。

 

 

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