自宅でできる嚥下リハビリ

生活の中には毎日のおいしい食事が欠かせません。
そんな楽しいはずの食事を快適に行えなくなってしまう「嚥下障害」。
ご家庭で簡単にできる訓練を紹介したいと思います。

①顔や首、口周辺のマッサージ
時間のある時やお風呂に入って筋肉が柔らかくなっている時などに、指や手の甲でやさしくマッサージすることで、筋肉の緊張を和らげます。
何よりも自分が気持ちいいのが魅力的です。
家族にやってもらっても良いでしょう。

②肩や首のストレッチ
両手を上げたり下げたり、首を傾ける、回すといったストレッチをすることで、飲み込みに必要な筋肉が鍛えられるほか、誤って食べ物が気管に入ってしまった際に、外に出す力をアップします。

③早口言葉や、4つの音を繰り返し言ってみる
お孫さんがいる方は、一緒に早口言葉を言ってみたり、口を大きく動かしながら『ぱたから・ぱたから・ぱたから』のように音を繰り返したりすることが、噛む時や飲み込みに必要な口の動き筋肉の動きをスムーズにする練習になります。

④口の体操
鏡を見ながら顔を大げさに動かしてみたり、変な顔をしてみたりすることで、自然と噛むときに必要な筋肉を鍛えられます。

⑤歌を歌う
日常的に歌を歌っている方は、それだけで誤嚥予防になっています!歌うことで腹筋が鍛えられ、食べ物が気管に入り込んだ時に外に出す力が高まります。
慣れ親しんだ曲や家族との思い出の曲、子供の頃に歌った懐かしの曲など、思い出して歌ったり、歌詞を読んだりすることも、嚥下訓練になり、それ以外の介護予防の役割も果たします。

頑張り過ぎず、毎日継続することで、嚥下機能のアップや誤嚥の予防、そのほか介護予防効果を発揮します。
無理せず、楽しみながら、毎日の生活に組み込みましょう。

 

 

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