老衰多い愛知、健康管理で脳卒中少なく

東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の原則75歳以上の後期高齢者の1人当たり医療費(2018年度、年齢調整済み)は、4県とも全国平均(92万6千円)を下回る。
都道府県別で医療費が低い順では静岡は全国8位、三重が14位、岐阜が16位、愛知が22位だ。
愛知県は脳卒中が全国平均より男女とも1割程度少なく、老衰は男性が3割、女性が2割強多い。
医療費も少なく、モデルとなる。
県の医療計画によると、75歳以上の健診の受診率(15年)は35.1%で、全国平均(27.6%)を上回る。

高齢者の在宅医療を支える在宅療養支援診療所は全国平均並みだ。
保健所などの常勤保健師が多く、高齢者の健康管理に力を入れることで、脳卒中が少なく、老衰が多い地域社会につなげているとみられる。

愛知県内は市町村の8割で老衰が全国平均より多い。
愛知県尾張旭市は「健康づくり推進員」として30人ほどの市民ボランティアを募り、筋力トレーニングやウオーキングを開催している。
推進員と一緒に運動すると、高齢者の運動機能が向上しやすいとの研究成果も出ているという。

名古屋市は多世代交流を促し、孤立しがちな高齢者に外出する機会やつながりを増やしてもらう。
高齢者が集まり文化活動や運動をしてもらう「サロン」は多くの自治体で実施されているが、名古屋市は子育て中の親子や障害者と一緒に参加する「共生型サロン」を支援している。

 

 

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