アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。

怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。
当初は犯罪者のための矯正プログラムなどとして活用されていましたが、時代の変遷とともに一般化されていきました。

「キレる老人」などという言葉を聞くことがあります。
怒りの感情は誰にでもあるものですが、加齢とともにその感情にブレーキが効きにくくなり、つい暴走してしまうようです。
もちろん、これは高齢者にかぎった話ではなく、私たちにも起こり得ることと言えます。

人が怒りの頂点に達する時間は6秒と言われています。
つまり、始めの6秒間をうまくやり過ごせば冷静になることができるのです。
具体的には以下4通りのやり方で怒りを和らげることができます。

●カウント
心の中で数字を1からカウントします。
そうすることで怒りの気持ちをそらすことができるのです。

●自己暗示
心の中で「冷静になれ」「ここで怒れば周りに迷惑がかかる」などと自分に言い聞かせます。
カウント同様、怒りの気持ちをそらすことになります。

●その場から逃げる
怒りの対象が目の前にいる場合、一旦その場を立ち去り気分転換を図ります。

●ほかの動作で気分を紛らわす
仕事中などどうしてもその場を離れることができない場合、水を飲む、手鏡で自分の姿を見るなど、なにか別の動作をして気を紛らわせます。

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